たびたびブログで登場する当院の奥様、通称スネーク夫人。実はオーダーメイド・インソール愛好家と言えば聞こえは良いですが、インソールなくしては現在の彼女はいないと言っても過言ではありません。

彼女と出会ったのは１８年前、子供の頃の話を聞けばスポーツ万能で、走り高跳び、マラソンなど校内で一位だったとか、でもその時に運動神経が良いなんてまるっきり感じません。むしろ運動音痴ぐらいに思ってました。歩行時はＯ脚気味に歩き、小走りすると内股ぎみに走ります。「なんか変な走り方するな。」しかも若いのに体調も悪く、肩こり、頭痛、過敏性大腸炎、疲れやすく、すぐ寝込んでしまう様な女の子でした。

カッコよく言えば、「彼女の体を守るのが僕の役目」なんて結婚する時は思いましたが、現実はそんな甘いものではありません。

妊娠するまで、エアロビクス、水泳、登山など体力をつけることを目的として、一時的には体は落ち着いたように見えました。しかし産後は子育ても有り、みるみる体調悪化。そのため精神的にもイライラが募るようになります。その都度治療し何とかその場をしのいでいたのは本当のところです。

子供も大きくなり世話があまりかからなくなったとは言え、すぐに疲れ、体調は度々崩れ、寝込む日々が続きました。

４年前に『足』のことを勉強し『オーダーメイド・インソール』と出会った時に、ひょっとして！と感じ妻の足を検査した時に明らかに傾いていることが分かりました。ただここからが製作するまでが長かった(ToT)/~~~

当時はなかなか足に合う（当院のインソールは足の変形が大きいほど厚みが増すためを、入れるための靴が見当たらなかった）、本当はあったのだが好みが合わず「これはやだ、あれはやだの一点張り」説得するのに１年かかりました(>_<)

まずは院内の短い時間で良いからと院内でアルペンのウォーキングシューズに入れました。「なんか調子が良いぞ！」３ヵ月後には「あれっ！Ｏ脚が綺麗になってる！」

そこで 自宅の家の中でもクロックスのパンプスタイプに入れました。「なんか楽！」

外出する時にやっと好みのニューバランスのグレーの靴を見つけられ履くことが出来ました。「出歩いた時のほうが体の調子がいい！」

テニスクラブに入り運動も出来るようになりました。最初はインソールを入れずにプレイしていたためか帰ってくるたびまた横になる時間が多くなり、これはテニスの靴にも入れなければと付き添いスポーツ店で１０足以上の靴を並べ、ためし履きしてインソールに合う靴を購入することができました。その計算はバッチリでした。その後スポーツ用に作製したインソールを入れてから、体調はますます良くなり週４～５回、時に一日中プレイ出来るようにもなりました。「体のあちこちが痛いのよ」と話す友達からは逆に「そう言えば体痛いところ無いの？」と言われるほどです。

半年後インソールのおかげでむくみが取れ足が横に細くなり、今のテニスシューズでは中で足がバタ着く様になり改めてショップで靴を探し出し見つけました。きっとこれでますますプレイがよくなることと思います。（旧左３Ｅ→新右２Ｅ）

 学生時代から足の変形により徐々に猫背がひどくなっていたことで自律神経の交感神経幹を刺激し、副交感神経の調子も悪くなってしまいました。足の変形により起こった典型的な症状の例です。（中学生の時から家に帰ると寝てばかりいたそうです。）

姿勢が良くなり交感神経の緊張も落ち着き、副交感神経の働きも良くなり必ずと言ってもいいぐらい冷えたスーパーに行くとトイレに駆け込む（過敏性大腸炎）こともなくなりました。自律神経のバランスが良くなった証拠です。

今ではＯ脚もキレイに治り体のメンテナンスとしてたまに施術をするぐらいで、手がかからなくなりました。あれだけ体調が悪かった妻が元気でいられるのもインソールのおかげだと本人もひしひしと感じています。どうぞ受付でその体験談を聞いて見て下さい。

今回のことでインソールの靴を沢山作らなければいけませんかと質問を受けますが、変形の度合い、個人によっては常に履く靴の時間、負荷のかかり具合など違います。一足だけでも効果を出して見える方もおられますので、まずは一足履かれることをお勧めします。その良さを実感してみてください。(*^_^*)